それセクハラですよ!

辞める為の準備

「これはセクハラなのかな?」 「嫌なんだけど、言いづらい。みんな何も言わないし、これが普通なのかもしれない。我慢するしかないのか。」

そんな疑問や迷いを抱えているあなたへ。まずは自分の感情を正しく理解しましょう。

のび太
のび太

セクハラの被害に遭ったらどうすればいいの?

コジコジ
コジコジ

まずは被害に遭っている自覚を持つことが大切だよ

セクハラとは?

セクハラとは、性的な嫌がらせや不快な言動、要求を通じて他者を不安に陥れる行為です。法的根拠と具体的な例を挙げます。

  • 言葉によるセクハラ:
    • 性的な冗談や下品なジョークを繰り返す
    • 性的な侮辱的な言葉や暴言を投げかける
    • 性的な関係についての詮索や不適切な質問をする
  • 身体によるセクハラ:
    • 不必要な身体的な接触や抱擁をする
    • 性的なジェスチャーや視線で嫌がらせをする
    • 性的な意味を含む身体的な仕草や動作をする
  • 性的要求によるセクハラ:
    • 昇進や評価の条件として性的な行為を要求する
    • 仕事の上での不利益をもって性的な関係を強要する
    • 性的な関係を迫る脅迫や圧力をかける
  • その他のセクハラ:
    • 性別に基づく不利益を与える嫌がらせ
    • 性的な噂や中傷を広める
    • 過激な性的なコンテンツや画像を送りつける

平等法(男女雇用機会均等法)

  • 平等法は、男女の雇用機会の均等な実現を図るための法律であり、セクハラを差別行為として禁止しています。
  • セクハラによって損害を受けた場合、損害賠償を求めることができます。

労働基準法

  • 労働基準法では、セクハラが労働条件に影響を及ぼすことを禁止しています。
  • セクハラによって解雇されたり、不利益な扱いを受けた場合、不当解雇や労働条件の改善を求める権利があります。

セクハラを我慢せず自分の感情を大切に

もし上記のいずれかに該当する行為を受けて、嫌な気持ちになっているのであれば、それはセクハラの可能性があります。自分の感情を大切にし、無視せずに対処することが重要です。誰もが経験する「普通」ではありません。

のび太
のび太

特に言葉によるセクハラは被害者が多そうだね

コジコジ
コジコジ

例えであげた以外にも、嫌だと感じたらそれはセクハラだからね

セクハラを我慢しないで、まずは相談を

我慢する必要はありません。セクハラは許されることではなく、そのまま放置することは問題を悪化させるだけです。まずは相談してみましょう。

相談先の選定

セクハラの相談先を選ぶ際には、以下の手順が役立ちます。

  1. インターネットでの情報収集: セクハラの相談窓口や法律事務所、支援団体などの情報を調べます。
  2. 労働基準監督署の利用: 自宅や職場の近くにある労働基準監督署を訪れ、相談窓口があるか確認します。
  3. 法律事務所の選定: セクハラ問題に特化した法律事務所を探し、実績や口コミを確認して選びます。
  4. 企業内の相談窓口の利用: 会社内にセクハラ防止対策の相談窓口があれば、そちらを活用します。
  5. 専門団体や支援センターの利用: セクハラ問題に特化した専門団体や支援センターがありますので、それらを利用します。

セクハラの被害件数の推移

1999年に初めて行われた厚生労働省の調査では、全労働者の約20%がセクハラ行為に遭ったと報告されました。その後も、2005年の調査では男女を問わず被害の報告があり、2014年には女性労働者の約30%がセクハラ被害を経験しています。2020年代に入ってからは報告件数は減少傾向にありますが、依然として社会問題としての認識が高まっています。

セクハラ加害者の心理

のび太
のび太

一体どんなつもりでセクハラしてるの?

コジコジ
コジコジ

理由がどうあれ犯罪なんだけどね

セクハラ加害者の心理について、一般的な特徴や背景についていくつかの要素が挙げられますが、全てのケースに当てはまるわけではありません。以下は一般的な心理的な要素です。

  1. 権力やコントロールの欲求:
    • セクハラ加害者の中には、自分の権力やコントロールを誇示し、他者を支配したいという欲求がある場合があります。特に組織内の上司や管理職がこのような行動を取ることがあります。
  2. 自己肯定感の低さ:
    • 自己肯定感が低い人は、他者を見下したり支配することで自分の価値を確認しようとする傾向があります。セクハラ行為は、そのような自己肯定感の低さが背景にあることがあります。
  3. 性的欲求の不適切な表出:
    • 一部の加害者は、性的な興味や欲求を不適切な方法で表出し、その行動を正当化することがあります。これはしばしば社会的な価値観や倫理観の欠如に関連しています。
  4. 社会的圧力や文化的影響:
    • 社会や組織の文化が、セクハラ行動を容認するような環境である場合、加害者がその行動を続ける要因となることがあります。特に男性中心の職場文化では、セクハラが見過ごされることがあるため、加害者が行動に移す原因となることがあります。
  5. コミュニケーション能力の不足:
    • 適切なコミュニケーションスキルを持たない人が、相手の気持ちや境界を認識せずに、不適切な行動をとることがあります。これはセクハラの加害者の中にも見られる問題です。
  6. 精神的な問題や障害:
    • 一部の加害者には、精神的な問題や障害が関与している場合があります。これには、性的な問題行動や社会的な規範への適応が困難な状況も含まれます。

これらの要素は、セクハラ行為の背景にある心理的な特徴や理由の一部を説明するものですが、個々のケースによって異なるため、一概に当てはまるわけではありません。加害者の心理を理解することは、対策や予防に役立つ場合がありますが、セクハラ行為自体を正当化するものではありません。

まとめ

セクハラはあなたの人生に大きな影響を与えるため、無視せず早期に適切な対処が重要です。まずは自分の感情を大切にし、不快感や不安を感じたら、それが許されない行為であることを認識してください。労働基準監督署、法律事務所、セクハラ対策専門団体などに相談し、適切なサポートを受けましょう。適切に対処することで、自分の権利を守り、同様の被害を防ぐことができます。一人で悩まず、専門家の助けを借りましょう。

のび太
のび太

被害者の事を考えると、セクハラして来る人許せないんだけど!

コジコジ
コジコジ

泣き寝入りは、加害者の為にしかならないからね、まずは抱え込まず相談できるといいよね

〜次の記事(会社を辞めたい!円満退職は可能?)に進む〜

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