適応障害で休職中に傷病手当を受給する方法

辞める為の準備
のび太
のび太

休職中に傷病手当を受給できれば生活費の不安を軽減できて安心だね

コジコジ
コジコジ

会社を休職して傷病手当を受給しながら安心して休養したいね


傷病手当の仕組み

傷病手当とは?
傷病手当は、業務外の病気やケガで働けなくなった際に、健康保険から支給される手当金です。支給期間は最長で1年6か月で、生活費の一部をカバーします。

支給条件

  1. 業務外の病気やケガであること。
  2. 連続して3日間以上の休業をしていること。
  3. 休業中に給与の支払いがないこと。

支給金額
傷病手当の支給額は、標準報酬月額(日給)×2/3で計算されます。


会社への休職依頼手順

1. 診断書の準備
まず、医師から発行された診断書を用意しましょう。診断書には、診断内容と休職が必要な期間が記載されています。

2. 連絡手段の選択
会社に連絡する際は、正式な書面やメールを使用するのが望ましいです。証拠が残る方法を選びましょう。口頭やラインでの連絡は避け、できるだけ早く連絡を入れます。

3. 休職の意向を伝える内容
メールや書面で以下の内容を伝えます:

  • 診断結果と診断書の添付
  • 休職の理由と期間
  • 連絡方法や連絡先
  • 今後の対応についての相談

4. 会社からの回答を待つ
会社からの返信を待ちます。返信が遅れることもあるので、連絡が来ない場合は再度確認の連絡を入れましょう。


休職中の注意事項

1. 定期的な医師の診察
休職中も定期的に医師の診察を受け、心身の状態を確認します。医師の指示に従い、必要な治療を受けましょう。

2. 会社との連絡
休職中も会社と定期的に連絡を取り合い、状況を報告します。休職期間の延長が必要な場合も、早めに連絡を入れます。

3. 傷病手当の申請手続き
傷病手当の申請手続きは以下の通りです:

  • 健康保険組合に申請書を提出
  • 申請書には、医師の証明と会社の証明が必要
  • 申請書類の準備や提出方法は、健康保険組合のウェブサイトで確認

のび太
のび太

まずは休職してから、傷病手当受給の申請をするんだね

コジコジ
コジコジ

会社が休職を認めてくれなかった場合の対処法も紹介するね

会社が休職を認めてくれない場合の対処法

適応障害などの診断を受けて休職を決断しても、会社がそれを認めてくれない場合があります。そんな時にどのように対応すべきか、以下の対処法を参考にしてください。


休職について冷静に再度話し合う

上司や人事部との面談 まずは、再度上司や人事部に正式な面談を申し込み、冷静に話し合いましょう。診断書を再度提示し、医師からの診断結果と休職の必要性を丁寧に説明します。感情的にならず、事実に基づいて話すことが重要です。

医師の意見を共有 可能であれば、医師からの直接の意見書や説明を求めることも検討してください。医師の専門的な意見が加わることで、会社側も休職の必要性を理解しやすくなります。


労働組合や労働相談窓口に休職の相談する

労働組合 会社に労働組合がある場合、組合に相談しましょう。労働組合は労働者の権利を守るために活動しており、休職に関するサポートや会社との交渉を代行してくれます。

労働相談窓口 各都道府県には労働相談窓口があります。無料で相談を受け付けているので、こちらも利用してみましょう。相談窓口では、労働者の権利や法律に関するアドバイスを受けることができます。


労働基準監督署に休職の相談する

労働基準監督署 労働基準監督署は、労働者の権利を守るための公的機関です。会社が不当な対応をしている場合、労働基準監督署に相談することで、法的な助けを得ることができます。以下の内容を相談しましょう:

  • 休職の拒否に関する詳細
  • 提出した診断書の内容
  • 会社からの対応

弁護士に休職の相談する

労働問題に詳しい弁護士 会社が休職を認めず、対応が悪質な場合は、労働問題に詳しい弁護士に相談することも検討しましょう。弁護士は法律の専門家として、法的な助言や対応策を提供してくれます。また、弁護士を通じて会社に対して正式な要求をすることもできます。


正式な書面で休職の要求する

内容証明郵便 正式な要求を会社に伝えるために、内容証明郵便を利用して書面を送ることが有効です。内容証明郵便は、送付した内容が証明されるため、後々のトラブル解決に役立ちます。以下の内容を明記しましょう:

  • 休職の理由と期間
  • 医師の診断書の添付
  • 会社の対応への要求事項

まとめ

適応障害と診断され、休職を決断するのは勇気がいることですが、心身の回復を最優先に考えましょう。会社に休職を依頼する際は、診断書を準備し、正式な書面やメールで速やかに連絡を入れます。傷病手当を受給することで、休職中の生活費の心配を軽減し、心身の回復に専念できます。

もし会社が休職を認めてくれない場合でも、冷静に話し合いを続けましょう。労働組合や労働相談窓口、労働基準監督署、弁護士などの支援を活用することが大切です。適切な手続きを踏むことで、あなたの権利を守り、心身の回復に専念できる環境を整えることができます。

のび太
のび太

病状の回復にも、退職や転職の決断にも時間が必要だからね、まずは休職する事で対応できるようになるね

コジコジ
コジコジ

適応障害の診断書を発行してもらった体験談(無理しないで!適応障害の診断書で休職する方法)も読んで見てね

〜次の記事(休職中に転職成功!法律vs就業規則)に進む〜

タイトルとURLをコピーしました