知らなきゃもらえない残業代!身を守る知識とトラブル回避方法!

辞める為の準備
のび太
のび太

残業してるのに給料が増えないんだよね、なんでだろ?

コジコジ
コジコジ

残業代を正しく支払わない会社は違法だからね、どうすれば残業代がもらえるか説明するね


1. 残業代とは?基本的な計算方法

残業代とは、所定労働時間を超えて働いた時間に対する賃金のことです。日本の労働基準法では、1日8時間、1週間40時間を超える労働に対しては残業代が発生します。残業代は通常の賃金に対し、以下のように割増率が定められています:

  • 時間外労働(通常の残業):基本給の25%以上
  • 休日労働:基本給の35%以上
  • 深夜労働(22時~翌5時):基本給の25%以上
  • 深夜かつ時間外労働:基本給の50%以上

具体的な計算方法は、基礎賃金に割増率を掛けて算出されます。例えば、時給1,200円の労働者が時間外労働を行った場合、残業代は1,200円×1.25=1,500円です。


2. 残業代に関するトラブルケーススタディ

ケース1: 「みなし残業」のトラブル

みなし残業とは、一定の残業時間があらかじめ給与に含まれている制度です。例えば、「月20時間分の残業代を含む」という契約内容がある場合です。この制度自体は合法ですが、実際の残業時間が20時間を超えた場合に、追加の残業代が支払われないといった問題が発生します。

ケース2: 「サービス残業」問題

サービス残業とは、残業代が支払われない労働のことです。例えば、上司から「タイムカードを切った後も働いて欲しい」と暗に求められるケースです。これは明らかに違法であり、労働者はこのような状況に直面した際にはすぐに対応を考える必要があります。

ケース3: 「管理職だから残業代なし」問題

管理職には残業代が支払われないことが多いですが、これは「名ばかり管理職」である場合は違法です。本来の管理職には労働時間の管理権限が必要であり、単に肩書だけで残業代を支払わないのは労働基準法違反となります。


3. 正しく残業代を受給するための方法

1. 労働時間を正確に記録する

まずは、自分の労働時間を正確に記録することが重要です。タイムカードだけでなく、自分自身で日々の労働時間をメモしておくと、いざという時に証拠として役立ちます。

2. 労働契約書を確認する

労働契約書に明記されている勤務時間や残業に関する記述をしっかり確認しましょう。みなし残業の有無や、残業代が支払われる条件について、契約時に確認しておくことがトラブル回避につながります。

3. 違法行為には労基署や弁護士に相談する

もしもサービス残業や不当な扱いを受けていると感じた場合は、迷わず労働基準監督署や弁護士に相談しましょう。無料相談窓口も多く用意されています。


4. 残業代の支払いに会社が応じない場合

まずは、社内で解決を試みることが重要です。上司や人事部門に対して、未払いの残業代について正式に話し合いを持ちかけることが第一歩です。この際、具体的な数字や証拠を基に話すと説得力が増します。

1. 労働基準監督署に相談する

社内で解決しない場合は、労働基準監督署(労基署)に相談しましょう。労基署は、違法行為が行われている会社に対して調査を行い、是正勧告を出すことができます。相談は無料で、匿名でも行えます。

2. 労働組合やユニオンに加入する

労働組合やユニオンに加入すると、集団として交渉力が増します。個人で会社と戦うのが難しい場合は、労働組合のサポートを受けると効果的です。特に、「ユニオン」は業種や職場を問わずに加入でき、未払い残業代の交渉も行ってくれます。

3. 弁護士に相談する

労基署やユニオンでも解決しない場合や、さらに専門的な助けが必要な場合は、労働問題に詳しい弁護士に相談するのも一つの手です。弁護士は、訴訟や交渉を通じて未払いの残業代を取り戻す手助けをしてくれます。弁護士費用が不安な場合は、無料相談を行っている弁護士事務所もあります。

4. 残業代の時効に注意する

残業代請求には3年の時効があります(2020年の法改正による)。早めに行動を起こすことが重要です。

5. 法的措置を検討する

最終手段として、法的措置(労働審判や訴訟)を検討することもあります。法的措置は時間と費用がかかるものの、確実な解決が期待できる場合もあります。


まとめ

残業代に関するトラブルは労働者に大きなストレスを与えることが多いですが、適切に対応することで権利を守ることができます。まずは証拠を集め、社内での解決を試みることが重要です。解決しない場合には、労働基準監督署、ユニオン、弁護士といった外部機関を活用しましょう。また、事前に雇用契約や就業規則を確認し、トラブルを未然に防ぐことも大切です。これらの手続きを正しく行うことで、安心して働く環境を整え、自分の権利を守ることができます。

のび太
のび太

会社を信用して任せっきりにしてると貰える物も貰えない可能性があるんだね

コジコジ
コジコジ

そうなんだよ!知識がなくて残業代の支払いをしてない会社だってあるからね

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