もう限界!それパワハラです!ヤバイ上司対策!泣き寝入りからの脱出!

辞める為の準備

日本では、パワハラスメント(パワハラ)の問題が年々深刻化しています。厚生労働省の統計データによると、パワハラに関する相談件数は2010年から2020年にかけて着実に増加しています。具体的には、2010年の57,000件から2020年には76,000件に達しています。この増加傾向は、2020年6月に施行された「職場におけるパワーハラスメントの防止のための法律」(パワハラ防止法)の影響もあり、被害の報告がさらに増えることが予想されます。

のび太
のび太

もんなもパワハラに悩んでるみたいだね

コジコジ
コジコジ

パワハラには色んな種類があるしね

パワハラの種類と具体例

パワハラにはいくつかの種類があり、それぞれ具体的な行動例があります。

  1. 身体的な攻撃
    • 暴力行為: 上司が部下を殴ったり、蹴ったりする。
    • 物を投げつける: 怒りに任せて書類やデスク用品を部下に投げつける。
  2. 精神的な攻撃
    • 暴言や罵倒: 「お前は無能だ」「やる気がないなら辞めろ」などと繰り返し言われる。
    • 長時間の説教: 業務とは無関係のことで何時間も叱責される。
  3. 人間関係からの切り離し
    • 無視や孤立: 会議や業務連絡から意図的に外される。
    • 部署移動: チームから外され、窓際部署に異動させられる。
  4. 過大な要求
    • 過剰なノルマ: 達成不可能な売上目標を課される。
    • 過度の残業: 連日深夜までの残業を強要される。
  5. 過少な要求
    • 仕事を取り上げる: 重要な仕事を一切任せず、雑用のみを命じる。
    • スキルに見合わない仕事: 経験や資格に反して低レベルな仕事を強要される。
  6. 個の侵害
    • プライベートな質問: 個人的なこと(家族状況や交際相手)について執拗に質問される。
    • 個人情報の暴露: 同意なく個人情報を同僚や他の部署に晒される。

パワハラの被害を証明する方法

のび太
のび太

こんなのされたら辞めたくなっちゃうよ

コジコジ
コジコジ

泣き寝入りするしか無いのは嫌だよね

パワハラの被害に遭ったことを証明するためには、具体的な証拠を収集し、整理することが重要です。以下に証明方法や手段を紹介します。

  1. 記録を残す
    • 日記やメモ: パワハラ行為が行われた日時、場所、内容、相手の発言や行動、自分の感情や反応などを詳細に記録します。
    • メールやメッセージ: ハラスメントに関するメールやメッセージを保存し、必要に応じて印刷しておきます。
  2. 録音・録画
    • 音声録音: パワハラ行為が行われる場面を録音します。ただし、法律に基づいた録音が必要です。
    • ビデオ録画: 可能であれば、ビデオ録画も有効です。これも法律に基づいて行う必要があります。
  3. 証人の確保
    • 同僚の証言: パワハラを目撃した同僚や関係者の証言を得ます。証言は書面での証言がより効果的です。
    • 第三者の証言: 職場外の第三者(友人や家族)に相談し、その時の状況を記録してもらうのも有効です。
  4. 医療記録
    • 診断書: パワハラによるストレスや精神的な影響で医師の診断を受けた場合、その診断書や医療記録を保管します。
    • カウンセリング記録: カウンセラーや心理士との面談記録やカウンセリングの内容を保管します。

パワハラ証拠の整理と提出方法

  1. 証拠の整理
    • 時系列に整理: 証拠を時系列に整理し、一貫したストーリーを作成します。
    • カテゴリごとに整理: 証拠を種類別に整理し、見やすくします(例:メール、録音、診断書など)。
  2. 報告・相談窓口の利用
    • 社内相談窓口: 会社の人事部やコンプライアンス部門に相談し、証拠を提出します。
    • 労働組合: 労働組合に相談し、サポートを受けることも有効です。
    • 外部機関への報告: 労働基準監督署や労働局、ハラスメント相談センターなどの外部機関に相談します。
  3. 法的手段の活用
    • 弁護士への相談: 弁護士に相談し、法的手続きを検討します。弁護士は証拠の整理や法的なアドバイスを提供してくれます。
    • 訴訟: 証拠を基に訴訟を起こすことも考えられます。

パワハラ証拠の合法性に関する具体例

のび太
のび太

身の守り方をちゃんと知っておかなきゃだね

コジコジ
コジコジ

そして、証拠集めは違法にならないようにしなきゃね

証拠を収集する際には、法律に基づいた適切な方法を取ることが非常に重要です。違法に収集された証拠は裁判で認められない可能性が高いため、合法な方法で証拠を集める必要があります。以下に違法な証拠と合法な証拠の具体例を示します。

違法な証拠の具体例

  1. 盗聴や盗撮
    • 盗聴: 他人の会話を許可なく録音すること。たとえば、上司と他の同僚の会話を隠し録音することは違法です。
    • 盗撮: 許可なくビデオ録画すること。たとえば、職場の休憩室に隠しカメラを設置して上司の行動を撮影することは違法です。
  2. 改ざんや捏造
    • 改ざん: 収集した証拠を故意に変更すること。たとえば、メールの内容を改ざんして上司の発言を悪質に見せることは違法です。
    • 捏造: 存在しない証拠を作り出すこと。たとえば、上司からの暴言が書かれた偽のメモを作成することは違法です。
  3. プライバシーの侵害
    • プライバシーの侵害: 他人の私生活に関する情報を許可なく収集すること。たとえば、上司の個人用メールやSNSアカウントに不正にアクセスして情報を収集することは違法です。

合法な証拠の具体例

  1. 合法な録音や録画
    • 録音: 自分がその場にいる場合、相手の許可なく会話を録音することは一般的に合法です。たとえば、上司との会話を自分のスマートフォンで録音すること。
    • 録画: 自分がその場にいる場合、職場の会話や状況を録画することも一般的に合法です。ただし、録画場所には注意が必要です。
  2. 正確な記録
    • 日記やメモ: パワハラ行為が行われた日時、場所、内容、相手の発言や行動、自分の感情や反応などを詳細に記録します。
    • メールやメッセージ: ハラスメントに関するメールやメッセージを保存し、必要に応じて印刷しておきます。
  3. 証人の証言
    • 同僚の証言: パワハラを目撃した同僚や関係者の証言を得ること。書面での証言が効果的です。
    • 第三者の証言: 職場外の第三者(友人や家族)に相談し、その時の状況を記録してもらうことも有効です。
  4. 医療記録
    • 診断書: パワハラによるストレスや精神的な影響で医師の診断を受けた場合、その診断書や医療記録を保管します。
    • カウンセリング記録: カウンセラーや心理士との面談記録やカウンセリングの内容を保管します。

パワハラの違法な証拠と合法な証拠の違い

  1. 盗聴や盗撮 vs. 自分が関与する録音や録画
    • 違法:他人の会話や行動を許可なく盗聴・盗撮する。
    • 合法:自分がその場にいて録音・録画する。
  2. 改ざんや捏造 vs. 正確な記録の保持
    • 違法:証拠を改ざんしたり捏造する。
    • 合法:正確な日記やメモを取る。
  3. プライバシーの侵害 vs. 公開情報の利用
    • 違法:他人のプライバシーを侵害して情報を収集する。
    • 合法:公開されている情報や自身の関与する会話を利用する。

まとめ

パワハラの被害を証明するためには、できるだけ多くの証拠を集め、適切に整理することが重要です。証拠収集は慎重に行い、法律に基づいた方法で行うことが求められます。違法な手段で収集された証拠は裁判で認められず、逆に自分自身が法的問題に直面する可能性もあります。適切なサポートを受けながら、冷静に対応することが不可欠です。

のび太
のび太

出来ること、準備しておくべきことがあるんだね

コジコジ
コジコジ

被害にあった時にどう対処すべきかを知ってるだけでも心が少し軽くなるよね

〜次の記事(コジコジの日記(パワハラ被害編))に進む〜

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